誰でも経験した事のある頭皮のかゆみとフケ…。毎日きちんと洗っているはずなのに、なぜか肩にフケが乗っている…なんて経験はありませんか?
社会人として清潔感のある身だしなみは常識ですが、いくら身だしなみを整えていても、フケがあるだけで清潔感はなくなってしまい、それだけで印象は悪くなってしまいます。
特に日本人は黒髪なので、白いフケは目立ちます。日本の男女ともに長年悩まれているフケの原因と、その対策とケアの方法をご紹介したいと思います。
Contents
フケの原因とはなんなのか?
フケとは、古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたものです。
顔や体の肌と同じく、頭皮もターンオーバーを繰り返しているのですが、顔と同じように頭皮に気を使ってケアをしている人はなかなかいません。
フケが出る要因として、皮脂・常在菌・肌質の3つが関係してきますが、自分の皮脂の量や肌質、常在菌など把握している人なんているのでしょうか?
人によって肌質や皮脂の量は全く違い、自分でケアをしていても、なかなかコントロールするのは難しいと思います。
特に頭皮となると、顔や体と違ってクリームを塗って終わり!という訳にはいきません。
フケが出ないようにするには、皮脂・常在菌・肌質のバランスを崩さぬように保つ事が大事。では、どのように保っていけば良いのでしょうか?
①ブラッシングと湯洗い
シャワーを浴びる前に髪の毛をブラッシングする事で、毛穴のつまり等の汚れを浮き上がらせます。フケの原因である皮脂は、毛穴にたまりやすくなっているので、まずはブラッシングで取り除きましょう。
ブラッシングで浮き上がらせた皮脂汚れやフケを、しっかりと湯洗いをして流す事で頭皮全体の毛穴を開かせてくれます。
湯洗いをしっかりしておくと、シャンプーの泡立ちも良くなり、シャンプーの過剰使用を防ぎます。
泡立ちを良くしたいがためにシャンプーを多めに使う事は、頭皮にはよくありません!
泡が立たないのは皮脂の油分やホコリ等が原因なので、シャンプー前の湯洗いでしっかりと落としてしまいましょう!
・ブラッシングをしてから髪の毛を濡らす
・シャンプー前に湯洗いをする
・シャンプーの量は1回1プッシュ
フケを防ぐためには、常在菌の餌となる皮脂を増やさない!
フケを落として毛穴を開き、溜まった皮脂を流してしまいましょう!
②洗いすぎによる乾燥を避ける
フケが多く出るあまり、清潔に保とうと1日に何度もシャンプーするのは逆効果です!
1日に必要な油分を何度も洗い流してしまう事で、頭皮が乾燥してしまいフケが出る…といった悪循環を生んでしまいます。
何度もシャンプーの刺激を受けた頭皮は、ダメージ受けるだけではなく、油分が無くなった肌を乾燥から守る為の、皮脂の過剰分泌を引き起こす原因となります。
皮脂の分泌量が増えると、常在菌の活動が活発化して頭皮を刺激し、ターンオーバーのリズムを崩してしまいます。
常在菌は頭皮の匂いの原因でもあるので、増やしたくはないですよね。
清潔にと思ってした事が、結局フケを出やすくしてしまし、匂いまで発生させてしまう事になります。
・シャンプーは1日に1回
・刺激の強いシャンプーを避ける
・目的に合ったシャンプーを使用する
フケを洗い流してしまいたい気持ちは分かりますが、シャンプーを何度もすれば無くなるという訳ではないという事を、知っておいた方が良いでしょう!
③マッサージをするように洗う
頭皮にかゆみを感じ、ついガシガシと爪を立てて掻くように洗ってしまう方もいると思います。
そういった洗い方は頭皮に傷を付けてしまい、その傷がカサブタとなり結果フケとなってしまう事もあります。
頭皮も顔や体のように優しくマッサージするように洗ってあげる事で、頭皮の血行が良くなり新陳代謝が上がります。
新陳代謝が上がると老廃物の排出を促し、毛穴のつまりも無くなります。
さらに肌ストレスの軽減になり、ヘアケア製品の有効成分も浸透しやすくなります。
結果、頭皮の乾燥を防ぐ事に繋がります。
・頭皮は爪を立てずに指の腹で洗う
・マッサージで血行促進を促す
また、熱いお湯や刺激の強い成分の物は、フケが出ている時は避けた方が良いでしょう。
頭皮への刺激は、フケに繋がるという事ですね。
優しく扱うように心がけましょう!
④潤いを保つ為のケア
正しい方法で洗われた頭皮でも、紫外線や埃風などで刺激を受けてしまいます。
毛穴を開き、シャンプーで丁寧に頭皮を洗った後は、コンディショナーやトリートメント等のヘアケア製品で、潤いを保ちましょう!
適量を手に取り、手を広げて頭全体を包み込むようにマッサージしましょう。根元につきすぎてしまうと、毛穴のつまりやかゆみの原因となってしまうので、直接頭皮に付けないように気をつけましょう。
髪の毛全体に馴染ませたあと、潤いを奪い過ぎないようにすすぎます。タオルドライをしたあとのドライヤーも、頭皮や髪の毛を傷付けたり、頭皮を乾燥させてしまう原因の1つです。頭皮に熱風を当て過ぎないように気をつけながら乾かしましょう!
・コンディショナーやトリートメントで潤い成分を浸透させる
・乾かす際は、ドライヤーの熱風に気を付ける
頭皮も顔と同じ『肌』なので、頭皮の潤いを保つ事でトラブルを防ぐ事ができます。
皮脂を出し過ぎないように、潤いを保つ事を意識しましょう!
⑤食べ物で防ぐ
シャンプーなどのケアでフケを防いでいても、食生活でフケを発生しやすくしていたら全く意味がありません!
では、フケが発生しやすい食べ物とは何か?
・砂糖、脂質、炭水化物
常在菌を増加させ、さらにはフケ予防になるビタミンCを消費してしまいます。
・コーヒー、紅茶、アルコール
利尿作用のある飲み物は、体内から水分を排出させてしまい、乾燥に繋がってしまいます。
・アレルギー食品
アレルギー食品によって引き起こされたアレルギーで、フケを発生させている場合があります。アレルギー食品を避ける事で、フケが出なくなった例も!
これらの食品を完全に取らないわけにはいかないので、過剰摂取にならないようバランス良く食事をとる事も、頭皮の健康には必要ですね!
頭皮に良い食べ物とは何?
・皮脂の産出量を制御する亜鉛が含まれる食べ物
食品 牡蠣(カキ)、鰻(うなぎ) 牛肉(もも肉)、チーズ 豚/鶏のレバー、卵黄 大豆製品(納豆・きな粉・豆腐)、そば等
・糖質が消費したビタミンBを補う為の食べ物、食品
鶏/豚/牛のレバーやハツ、鰻(うなぎ)
卵黄、魚卵、牡蠣(カキ)、鮪(マグロ)
大豆製品(納豆・きな粉・豆腐)、海苔、等
・頭皮を改善させてくれるビタミンAが含まれる食べ物、食品
鶏/豚/牛のレバー、鰻(うなぎ)
銀鱈(ぎんだら)、イクラ、春菊
にんじん、バジル卵黄、チーズ、等
・乾燥を防ぐ為のビオチンが含まれる食べ物、食品
鶏/豚/牛のレバー、鰻(うなぎ)
ししゃも、かつお節、海苔、
アーモンド、カシューナッツ
大豆製品(納豆・きな粉・豆腐)等
・フケの悪化防止に効果のあるオメガ3脂肪酸が含まれる食べ物、食品
鮪(トロの部分)、鮭(脂の乗ってる部分)シメサバ、すじこ、鯵(あじ)
くるみ、胡麻油、亜麻仁油、等
こうして挙げてみると、鰻やレバー、大豆製品は万能食材ですね!
割と手に入りやすい食材が多いので、家庭での調理もしやすく頭皮のケアも出来ると思います。
是非積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
⑥睡眠をしっかり取る
きちんとしたケアを行っていても、身体が疲れていたり、睡眠不足になっていたりするとストレスが蓄積されてしまいます。
そのストレスが原因で、かゆみを引き起こす『ヒスタミン』という物質が生成されてしまいます。
せっかく気をつけているのに、ストレスでかゆみを感じて掻いてしまっては、頭皮に刺激を与えてフケに繋がる、負の連鎖になってしまいます。
そこで、しっかりと身体を休めて睡眠をとる事も大切になってきます。
睡眠不足はストレスを増加させてしまう原因の1つです。日頃からきちんと睡眠を取り、ストレスを溜め込まないようにしましょう!
まとめ
①~④で正しい洗髪によるフケ防止対策とケア!
⑤食事の工夫でフケ防止!
⑥睡眠不足によるフケ防止!
こうしてみると、日頃のケアと生活習慣を徹底することで、フケ防止になるという事ですね!
最初は面倒でも、日々の習慣となれば自然にフケも出なくなっていくのだと思います。
フケのケアをするつもりが、身体が健康的になっていた!って事にもなりそうですね!
今回は以上です!
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